执笔者プロフィール

鷲头 美央(わしず みお)
その他 : 福井県副知事塾员

鷲头 美央(わしず みお)
その他 : 福井県副知事塾员
令和6年1月1日に発生しました能登半岛地震により、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみを申し上げるとともに、被灾した全ての方々にお见舞い申し上げます。被灾した皆様の安全と被灾地の1日も早い復旧?復兴を心よりお祈り申し上げます。
福井県は、共働き世帯の割合が61.2%(令和2年国势调査。以下、特段の表记がない限り出典同じ)で、全国1位、日本一の共働き社会である。女性の就业率も55.6%で全国2位、女性の正规职员割合は54.6%で全国6位となっており、働く女性がとても多い。他方で、管理职に占める女性の割合を见ると13.5%と、全国でワースト7位であり、多くの女性が働きながらも组织の中では管理的な地位に就いていないことがわかる。また、女性に管理职への昇任意欲を闻く民间の调査によれば、管理职になりたい?推荐されればなりたいと思うという答えが33.3%あったのに対し、なれる可能性があると思うと答えた割合は25%と、意欲よりも低かった。さらに言えば、7割近くの人が、管理职になりたいと思わないと答えており、その最大の理由に、家事?育児?介护の负担が男性に比べて大きいからと答えている。
参考までに、令和3年社会生活基本调査による「家事?育児时间の男女差」を见ると2时间10分であり、全国でも相対的に长い方(短い顺に并べて全国30位)であった。また、「ゆとり时间(休养、趣味などに使える时间)の男女差」を见ると、全国で最も差が大きい结果となり、これらのデータから、福井県では家事?育児等の负担が女性に偏っている状况が见える。
こうした状况を支えてきたのは、代々、3世代同居率の高さにある。北陆に共通の倾向があるが、福井県では、3世代同居率が、全国の倍以上となる11.5%であり、また、车で30分以内の近居まで含めると、6割近くの方が同居や近居により、亲族の支えを日常的に受けられる状况にあると言われている。このことが働く女性を支え、日本一の共働き社会の底力となっていることは间违いないが、男性の育児参加が进んでこなかった背景にも影响していると考えられる。
私は、令和5年8月に福井県副知事に就任したが、本県で女性が副知事となるのは初めてのことであり、「女性活跃」の推进役として重大な任务をいただいている。しかし就任以来、県内の女性から闻く言叶は、「女性に活跃しろと言われてもこれ以上は无理」「仕事も家庭も忙しい」といったものが多く、女性の就业率が高い本県において、女性が生き生きと、やりたいことに踌躇なく挑戦できるようにするためには、働きやすく、仕事と家庭の両立がしやすい社会にしていくことこそがその本质であると感じるようになった。
仕事も家庭も大変だという现状から、仕事も家庭もプライベートも充実していて楽しい、という実感を持ちながら生きられる环境にすることで、それぞれが意欲をもって様々なことに挑戦し、活跃できる社会の実现につながる。そのためには、両立がしやすくなるための基盘の构筑が必要である。
両立の基盘づくりの键となるのは、第1に、働きやすい职场であることだ。职场における働き方を改革し、在宅勤务等の柔软な就业形态を整えていくことや、短时间正规雇用等の多様な雇用形态を増やしていくことを、生产性の向上とともに进めていくことが重要である。公司に対し働き方改革等のインセンティブを强化することや伴走支援を进めたい。
また、职场だけでなく家庭においても、家事育児等の负担が女性に集中する构造を変えていかねばならない。このために、共有化、省力化、外部化など、様々な选択肢を通じて、家事?育児そのものを多様な主体でシェアできる环境を整备していくことが求められる。都市部のような民间の子育てサービスが多くない本県において、これらの选択肢を増やしていくための支援は行政に求められる大きな役割であり、日本一幸福な子育て県「ふく育県」を実现すべく施策の充実を図っている。
そのうえで、各个人が、多様なロールモデルに触れ、自分の中のチャレンジしたい気持ちを醸成し、スキルアップできるような取组みも进めていく。
こうしたことを进めていくには、既存のやり方や风土を変えていくという点で、変革が必要となる。変革するためには、アンコンシャスバイアス(无意识の思い込み)があることを认识することや、例えば男性の家事育児への参画などを促进する机运を醸成していくことにも粘り强く取り组んでいく。
女性が働きやすい社会は、きっと男性も働きやすい。そうやってすべての人が、家庭やプライベートと仕事とを両立しやすく、男女ともに、生き生きとチャレンジできているさまは、次世代に向けても、ここで、暮らし、働き、子を产み育てていくことのポジティブな展望をもたらすものと考えている。まもなく福井県には北陆新干线が开业する。开业の先に见える福井県社会が、谁もが働きやすく両立しやすい希望あふれる社会となるよう、职场、家庭、そして地域で、それぞれに取组みを重ね、オール福井で、その実现を目指していきたい。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。