执笔者プロフィール

马郡 健(まごおり たけし)
その他 : 一般社団法人日本独立リーグ野球機構会長塾员

马郡 健(まごおり たけし)
その他 : 一般社団法人日本独立リーグ野球機構会長塾员
2005年4月、笔者が现在代表を务める野球の独立リーグ「四国アイランドリーグ(现四国アイランドリーグ辫濒耻蝉)」が产声をあげた。以来、「人材育成」「野球界をはじめとするスポーツ界の裾野拡大」「地域の活性化と地域贡献」の3つを柱とし、今年で19年目のシーズンを迎える。これまで1000人以上の选手が巣立ち、トップリーグである狈笔叠12球団には77名の选手がステップアップした。现役では福冈ソフトバンクホークスで活跃する又吉克树投手、藤井皓哉投手、千叶ロッテマリーンズの角中胜也选手、阪神タイガース石井大智投手、东北楽天ゴールデンイーグルスの宫森智志投手らも当リーグ出身者だ。さらに特笔すべきは、オリックス?バファローズの茶野篤政选手で、昨秋の狈笔叠ドラフトでは育成4位指名ながら、オープン戦から好调を维持し开幕1军スタメン、以后レギュラーに定着し、今では新人王候补である。昨年は当リーグの徳岛インディゴソックスに在籍していたが、シーズン当初は控え选手で、徐々に头角を表し首位打者となった。オリックス2军との交流试合で本塁打を放つなど活跃し、现在の道を自ら切り拓いた。
当リーグにはさまざまな経歴をもった选手が全国から集まってくる。出身校に野球部がない、部员が集まらない、家庭の事情で野球が続けられない、野球が諦められないなどその理由はさまざまで、十分とは言えない给与ではあるもののプロ野球选手として地域で受け入れ、监督、コーチ、スタッフのもとで锻錬し、切磋琢磨しながら狈笔叠スカウトに注目されるよう全力でプレーする。高校野球、大学野球で活跃しスター候补として狈笔叠入りする选手がいる一方、环境や指导に恵まれず埋もれてしまった人材を発掘し育成する。こういった野球界における人材育成面での贡献が大きな柱の1つだ。
加えて、地域で求められる役割も年々大きくなっている。2005年の国势调査によれば四国4県の総人口は409万人、最新となる2020年调査では370万人まで减少。四国アイランドリーグが创设されてから10%以上の人口が减少し、加えて少子高齢化で生产人口减少の影响が加わっている。何もしなければ地域の活力は减退していく。四国アイランドリーグ辫濒耻蝉と加盟球団は地域のスポンサーに支えられながら、毎年100名を超える若い选手を全国各地から四国の地に集め、プロ野球选手として契约。リーグ戦を通じて心身を锻錬しながら、子ども野球教室、地域のイベントやお祭りへの参加、地域产物の笔搁活动など地域活性の役割も担う。
狈笔叠にステップアップする选手は全体の5%程度。残り95%はセカンドキャリアの道を选ぶが、中には四国4県にそのまま定住し、地域の贵重な若い人材として活跃する者も多い。今シーズンは爱媛マンダリンパイレーツに元同球団选手を父にもつ2世选手が入団したことも话题となった。
「地域の活性と謳いながら観客数が少ない」というご指摘をよくいただく。当リーグの场合、およそ年间140试合を戦うがコロナ祸前の全试合合计で6万人の観客动员数(今シーズンも6万人程度を见込む)で、狈笔叠と比较すると规模は小さい。しかし逆に言い换えると、四国地域で平均400~500人を集めるイベントを140回実施している団体としては四国では唯一无二の存在である。また狈贬碍や民放、地方新闻でも日々取り上げていただき、地域の活性化の一助は担っていると考えている。
各球団は各県で地域の公司や有力者に支えていただき、県や市町村と连携をしながら経営。球场の运営は、地域のボランティアや学生インターンなどに支えられている。休日の球场はジュニアダンスやチアリーディングチームの発表の场としても活用され、ボールボーイは将来プロ野球选手を目指す少年の登竜门になっている。
一方、试合のない平日には県内の幼稚园、保育园でボールを投げる楽しさを伝える活动(徳岛県)や、小学校の登校见守り活动(爱媛県)など地域への还元も积极的に実施している。地域のあらゆるリソースを集约し、リーグ、球団を运営していると言える。厳しいコロナ祸を乗り越え多少の増减はあるものの、基本的にリーグ、球団运営法人いずれも収支は见合っており、创立以来19年の时を経て持続可能な运営形态に进化している。
昨年より、「リーグが创出する社会的価値」と题して定性?定量データを计测し、四国アイランドリーグ辫濒耻蝉が存在することによって创出される経済的影响、社会的影响について検証を开始した。「地域コミュニティの醸成」がソーシャル?キャピタルの构筑やシビックプライドにどのように影响するのか、四国アイランドリーグ辫濒耻蝉の活动がどう机能しているのか中长期的な変迁をみていく。财务诸表にはない非财务価値を数値化し、新しい価値指标を创出するのが目的である。
现在の课题は、「持続可能な形を维持しながらどうスケールすべきか」だと考えている。人口减少と少子高齢化は止めることはできない。地域と野球というメディアを通じて引き続き50年后の日本の缩図を解决する糸口を探っていきたい。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。