执笔者プロフィール

木村 友彦(きむら ともひこ)
その他 : パラマウントベッド株式会社代表取締役社長塾员

木村 友彦(きむら ともひこ)
その他 : パラマウントベッド株式会社代表取締役社長塾员
睡眠の概况
睡眠は人生のおおよそ3分の1を占めるとても身近な存在です。「日本人の平均睡眠时间は世界的に见ても短い」とされており、メディアなどでは「睡眠负债」が话题となり、睡眠への関心が高まってきています。
当社が全国の20~60代の男女1,000名を対象として行った睡眠に関する意识调査では、8割以上の人が睡眠の重要性を感じ、睡眠が日中のパフォーマンスに影响があることを実感しているものの、7割以上の人が具体的な睡眠の対策ができていないという结果でした。
睡眠の役割
睡眠には多くの役割がありますが、ここでは2つ绍介します。1つ目は「脳と身体の休息、疲労回復、身体损伤の修復」です。睡眠は、身体と脳を休息させ、蓄积した老廃物を排出したり、疲労を回復すると共に身体の损伤を修復したりします。寝不足の场合、疲れやすく、イライラする、体调を崩しやすく、怪我もしやすくなります。充分な睡眠がとれていれば疲れにくく、精神的にも落ち着き、元気に过ごせます。
次に「记忆の整理と固定」です。睡眠が记忆を整理し固定させる働きを持つなど、学习に大きな役割を果たしていることも分かっています。レム睡眠时に、覚醒中に保持された记忆を整理し、强度の高い记忆として固定していると言われていますが、このレム睡眠は睡眠の后半に多く出现するため、记忆の固定には十分な睡眠时间が必要と考えられます。覚醒中に眠気が残るような状态では、记忆の保持にも悪影响があり、脳を十全に使うことも困难になります。
睡眠改善への挑戦
当社は2009年にパラマウントベッド睡眠研究所を设立し、①睡眠に関する研究および要素技术の开発、②睡眠に関する製品の评価、③睡眠に関する情报の収集?発信を主な活动に、心地よい睡眠を実现すべく、日々真挚に取り组んでいます。研究成果を学术论文や学会讲演などでも発表し、科学的な根拠に基づく研究开発を重ねる中で、体に何も装着せずに睡眠状态を计测できるセンサー、寝返りしやすいマットレス、睡眠状态にあわせてベッドの角度を调节する眠りの自动运転などの开発、竞泳日本代表やアスリートへの睡眠改善提案を通じたパフォーマンス向上支援を行っております。次世代の育成支援においても、「睡眠の大切さを学ぶ中学生向け教育プログラム」の提供や庆应普通部の特别授业「目路はるか教室」での讲义などを行っています。
厚生労働省の调査では、日本人の约5人に1人が睡眠の悩みを抱えているとも言われています。睡眠不足による経済损失は15~18兆円とも言われ、骋顿笔比で约3パーセントという莫大な金额です。睡眠课题を解决することは高齢化が进み生产年齢人口の减少が続く日本の课题解决に大きく贡献すると考えられ、「スリープテック」という言叶も生まれています。
医疗?介护の领域では高齢患者や要介护高齢者の増加と生产年齢人口の减少による働き手の不足をカバーするためのテクノロジー活用が期待されており、当社は患者や要介护高齢者と不规则勤务労働者の睡眠改善への贡献も期待できる製品やサービスを普及させている最中です。健康领域では、医疗费削减や生产年齢人口の减少を缓やかにする観点などから健康寿命の延伸が期待されていますが、当社の持つスリープテックが健康寿命の延伸に対して贡献できると考えて挑戦しています。
睡眠环境の未来に向けて
当社のActive Sleep BEDは、睡眠状態をセンシングし、入眠時と睡眠中、起床時、それぞれの状態に合わせてベッドの角度を自動で変化させます。例えば入眠時は、約10°背を上げて眠る入眠角度に。フラットな状態の時より、横隔膜が下がって気道が広がるため呼吸がしやすくなり、快適に入眠できることが期待されます。眠りについたことを感知すると、1分に1°程度のゆっくりとした速度でフラットな状態へと変化し寝返りを打ちやすくします。起床時は、背が自動で動き、すっきりとした目覚めを促します。
これからは、疲れたから眠るのではなく、明日の行动の质を高めるために积极的に睡眠をとっていく。そんな新しい睡眠への向き合い方が常识として定着するように、ベッドから広げた睡眠环境もターゲットにする必要があると考えています。
睡眠の质を高めるには、寝室内の温度、湿度、匂い、照明、食事、运动の内容やタイミングまで、あらゆるものを科学的にトータルプロデュースしていくことが求められます。すでに睡眠データを活用した家电との连携も始まっています。睡眠データに応じて睡眠改善アドバイスを提供する睡眠改善プログラムTMをより个人に合わせ、寝室内环境から运动まで幅広くレコメンドしていきたいと考えています。
食事の内容や量、食事に适した时间なども睡眠データとの関连から见いだせる可能性があり、良い食事をとることが良い睡眠につながっていく、そんな睡眠环境の未来にむけて、幼稚舎からの同级生である日清食品の安藤徳隆社长とも议论しています。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。